2020.02.09 13:03イングリッシュ・ローズを君に当たり前の生活がこんなに幸せなものだなんて何気ない日常が一瞬にモノクロームの霧の中に閉じ込められた楽しかった思い出もいく枚のもフォトとなったままアルバムは開かれない約束も果たせぬまま僕は旅立った君の心は深い海の底へと沈み僕が いくら風となり木々を揺らし庭の花を咲かせても君は気づい...
2019.12.02 14:5412月の雨師走に入った。朝から静かな雨が降りしきり歩道には、赤や黄色や茶の紅葉した落ち葉に埋もれていた。まるで、美しい落ち葉の絨毯の上を歩くかのようになにか優雅な気持ちがした。こんな天気の日はビニール傘が好ましい。なぜなら、木々からまだ離れないでいる緑色や茶色の健気な葉たちも透明の傘から見...
2019.12.01 14:17この世を去る時11月美しい霧雨の降る日に姑が亡くなった。彼女の死に顔は、美しかった。生前の、気の強さなど微塵にも見られなかった。安らかで静かな美しい顔であった。姑は本来穏やかな人で会った事がその時わかった。死に直面して、始めてその人の生き様をみるようだ。横たわった、頭から足先までが、その人の人...
2019.10.26 21:03失われた空間そこに参加しているものだれもがその空間を大切にしていた温かな時間(とき)が流れる空間であったその時は雨ふりしきり大きなガラス窓の外の桜の枝は波を打ち揺れ動き大きな窓ガラスには激しい雨が打ちたたいていたいつもであるのならその空間はどのような天候にも左右されることなく穏やかで温かな空...