夏が去る時

もう9月に入ってしまいました。

本当ならば、このエッセイは8月に書きたかったものです。


夏の終わりになると「鶏頭(けいとう)」の花をよく見かけます。

「鶏頭」とは、鶏の鶏冠(とさか)のような真っ赤に咲く花です。


俳句の季語では、「秋」の句なのですが、

晩夏になると「鶏頭」が思い浮かびます。

季節感を感じなくなってしまったこの頃ですが、

「鶏頭」は、夏が去るのを名残惜しむかのように、

また、秋の始まりを告げるかのように真っ赤に燃え始めます。


その様子は、土の中で何年間もの間耐えていた蝉が、

たった7日間、地上より這い上がり大木で懸命に鳴き続けるように。

「鶏頭」も懸命に咲き誇るのです。


その鮮やかさが、夏を象徴するようで。

去り行く夏を名残り惜しむかのようで。


「青蓮」のようなスリランカ(Sri Lanka lifestyle)

青色の蓮の花は、スリランカの国花 天を仰ぐ「青い蓮(ハス)」は、スリランカを象徴しています。 スリランカは日本と同じ「仏教国」であり、様々な困難を乗り越えて来た国です Sri Lanka (スリランカ)とは、インド洋に浮かぶ光輝く島。 多様性に満ちた、スリランカ情報をお伝えします