心
(筆者)私はとある俳句の会に参加しています。
大体8名というこじんまりした和やかな句会であります。
今年の春で3年目に入り、四季に一度開催されます。
そのメンバーがほぼほぼ固定メンバーとなりました。
その中のお一人の方から、上野の仏像の博物館のチケットを戴きました。
上野の森は私の心が落ち着くお気に入りの場所です。
文化の宝庫です。
普段は決して観る事のできない展示物を拝観しました。
その、チケットを戴いた方にお礼状を出しましたところ、
まもなく、お返事がありました。
それには、
私は俳句自体が好きというより、
「あの場所(お仲間)の雰囲気が好きなのです」
と最後に書かれていらしゃいました。
大変にご高名な方でお付き合いも広い方でしょうに。
私は、この句会の雰囲気は大切にしなければならないと
あらためて思いました。
そして、
この句会の方々を大切にしなければならないのだと。
特別に難しいお話をする所ではないのですが、
他には見当らないひとときを過ごせる空間なのでしょう。
穏やかな日差しの中で
皆さまがのびのびとゆったりくつろいでいらっしゃるようで。
それは、主催者の方の人間性が現れているからなのでしょう。
瞳には映ってはいないけれど、
この崇高で穏やかな雰囲気は
他のどこにも存在しない、
大切な所なのだと心に沁みわたりました。
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