空の情景
温暖化現象のためか、
晩秋になっても颱風(たいふう)が来るようになった。
大雨の災害も多くなった。
また、今までの災害の地域の変化があった。
その様子を見ていると、自然に対する恐れを感じる。
明らかに自然が驚異をふるっている。
今までの日本の四季の移ろいが感じられなくなってしまった。
スコールなど、以前はめったに降らなかったのに。
今では、どこかの地域で起こることが珍しくはない。
ただ、ひとつ素晴らしいと思う事がある。
空の情景が美しくなった。
上野の美術館にいったとき。
自宅から空を眺めた時。
青空の下の雲が明らかに生きている。
薄いくもが、色々な形でほんとうに美しい。
印象派の絵画のようだ
日本の「しとやかさ」をいままで我慢いたかのように、
雲はのびのびと自身を取り戻している。
冬の夕焼けに染まる富士山。
その富士山に向に吸い込まれるかのように雲は伸びて行く。
これが、自然の摂理。
私たちは、今まで自然を美しいものだと思っていたが、
それと共に、人間以上に崇高で偉大なものであると
感じなければならないのでしょう。
自然が壊れかかっている。
地球が怒っている。
私たち、人間は自分中心に生きてきた。
自然という英知をないがしろにしていたかのように。
本来は、自然と共存しなければいけないものを。
私たちは、人間第一主義から、自然回帰へと
考え方を改めなければならないのに。
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